AGA治療で使われる薬
2016/11/13
AGA治療で使われる薬は?
AGA(男性型脱毛症)を治療するに当たり、薬は欠かせない存在となっています。
・髪の毛の成長と関わる栄養素を摂取する
・運動不足を解消して血行不良を改善する
・毎日良質な睡眠をとるように心掛ける
このような生活習慣の見直しで抜け毛や薄毛の対策に繋がりますが、AGA治療薬のような効果は期待できません。
そこで、以下ではどのような種類の医薬品が使われているのか幾つか挙げてみました。
有効成分のフィナステリドを含むプロペシア
AGAの治療薬の中で最も代表的なのがプロペシアで、有効成分のフィナステリドが含まれています。
2001年にMSD株式会社(旧:万有製薬)が日本で臨床試験を開始し、2005年の12月から厚生労働省の承認を経て全国の病院で処方されるようになりました。
プロペシアは錠剤タイプの飲む育毛剤となっており、得られる効果について見ていきましょう。
①1日に1錠のプロペシアを服用することで体内にフィナステリドを取り入れる
②還元酵素の5αリダクターゼの活性を抑制する
③男性ホルモンのテストステロンが酵素と結合してDHT(ジヒドロテストステロン)に変わるのを防ぐ
④DHTの生成が抑制されるので通常のヘアサイクルへと戻す
男性が発症するAGAはDHT(ジヒドロテストステロン)が深く関わっており、この悪玉の男性ホルモンが頭頂部や前頭部といった場所で作られることで抜け毛が増えて薄毛が進行していきます。
・男らしい身体や思考を形成するために欠かせない存在
・発毛の司令塔とも言える毛乳頭を委縮させる
・毛母細胞の働きが抑制されてヘアサイクルが乱れる
・成長期が短くなって休止期が長くなるからこそ抜け毛が増える
このような作用をDHT(ジヒドロテストステロン)は持ち合わせており、プロペシアを服用すれば増加を抑制できるからこそAGAの治療に繋がるのです。
AGAのメカニズムに焦点を当てた画期的な内服薬なのは間違いなく、当サイトでご紹介しているAGAスキンクリニックでも処方されています。
病院で医師の処方箋をもらわなくても、プロペシアは個人輸入でネット通販のような形で入手できるようになりました。
しかし、安易な個人輸入は危険ですし、ダイエット薬の服用で死に至ったというケースもあるので、プロペシアもAGAスキンクリニックを受診して入手してください。
塗布型タイプのミノキシジル
プロペシアと同じようにAGA治療として効果が認められているのが塗布型タイプの育毛剤のミノキシジルです。
元々は高血圧を改善する薬として開発されましたが、数多くの臨床試験の中で身体のあらゆる部分の毛の成長が増える多毛症の副作用が確認され、現在ではAGAの治療薬として使われるようになりました。
①血圧を下げるための血管拡張作用が得られる
②頭皮へと育毛剤を塗布することで血流が促される
③髪の毛へと栄養素や酸素がスムーズに運ばれる
④高い発毛効果が得られるのでAGAの治療に繋がる
ミノキシジルのメカニズムはこのようになっており、既に脱毛スイッチが入った毛根の再生を促してくれます。
毛乳頭細胞へと働きかけ、毛周期の成長期維持因子のVEGF(血管内皮細胞増殖因子)や、細胞の増殖や分化を活性化させるKGF(ヒトオリゴペプチド-5)といった成長因子(グロースファクター)の算出を促す作用もあるのです。
頭皮へと直接塗布してダイレクトに作用させられ、男性ホルモンを抑制するプロペシアとはメカニズムが根本的に異なります。
ミノキシジルを含む育毛剤をどのように入手できるのか見ていきましょう。
・AGA専門クリニックを受診して医師から処方してもらう
・ドラッグストアで購入する(リアップなど)
・インターネット通販の個人輸入を利用する
リアップであれば手軽に薬局やインターネットで購入でき、今直ぐにでもAGA治療を始められるのです。
プロペシアとミノキシジルを併用したAGA治療がおすすめ!
抜け毛や薄毛を改善したいと考える男性の中で、「プロペシアとミノキシジルのどちらの薬が良いのだろうか?」と疑問を抱えている方は多いかもしれません。
しかし、作用機序が異なるので「○○○の方が良い」と決め付けることはできず、高い効果を得たいのであれば2つを併用したAGA治療がおすすめです。
プロペシア⇒DHTの抑制によってこれ以上ハゲを進行させない守りの治療
ミノキシジル⇒既に進行したハゲを改善して発毛効果を得る攻めの治療
2つの治療薬には上記のような違いがあり、併用すればお互いの足りない部分を補うことができます。
どの程度AGAの症状が進行しているのか個人によって異なるので一概には説明できないものの、早く効果を実感したいのであれば複数の治療を組み合わせるのが良いかもしれません。
ただし、AGAの治療に伴う診察費や治療薬代は保険が適用されないので自己負担しなければならず、使用する薬の種類が多ければ多いほど金銭的な負担が大きくなると心得ておいてください。
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